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2015/05/20

長崎の春の風物詩「長崎ハタ揚げ大会」レポート・後編

こんにちは、前回に引き続き「長崎ハタ揚げ大会」の様子を紹介していきます。前回は空中テープカットが行われたところなどをお伝えしました。今回は、大会のメインイベントとも言える競技ハタのことを紹介したいと思います!

凧揚げ競技と聞くと、凧をより高く揚げたかどうかを競うものと思われるかもしれませんが、長崎凧の競技は、それとは異なります。1対1で、相手の凧の糸を切り合う競技なのです!そのため、喧嘩バタと呼んだりもします。

糸を切り合うと書きましたが、なぜ糸が切れるのかというと、競技用の糸にはガラスの粉が刷り込まれているからです。この糸のことを、「ビードロヨマ」と呼びます。また、ハタの大きさも通常の物(16文ハタ)より大きいハタ(20文ハタ)を使用します。ちなみに、20文ハタのサイズは縦80cm、横96cmです。

競技ハタの試合は、午前中に予選が行われ、それに勝ち抜いた選手4名が午後からの決勝トーナメントに進む方式です。今回僕が観たのは、午後からの決勝トーナメント。

さて、競技ハタの見どころは、何と言っても1対1での駆け引きにあります!相手の糸を切るためにどうやって勝負を仕掛けていくか、また、仕掛けられた時に勝負に出るか、はたまた上手に躱していくか、といったところに勝負の面白さがあります。

今回は決勝戦の様子を動画でアップしています(その様子はこちらをご覧になってください)。ちなみに、今年の決勝はなんと約6分にもわたる熱戦!競技の途中途中で聴こえる観客のざわめきや歓声からも、その盛り上がりが窺えます。さすが、「長崎三大行事」!そして、決着がついたら、「ヨイヤー」の掛け声!この掛け声は、「長崎ハタ揚げ大会」、そして「長崎くんち」ならではのものです。

ハタ揚げ大会は、観るだけでも十分楽しめるので、ピクニックがてらに足を運んでみるのも良いですよ!ちなみに、凧は会場でも入手することができるので(ただし、数に限りがあるようです)、早めに会場へ来れる場合はあらかじめ用意していなくても大丈夫かと思います。

ということで、「長崎ハタ揚げ大会」レポートはここまで!今回ハタ揚げ大会を観に行ったことで、来年は観るだけじゃなく凧を揚げるという目標ができました。気が早いですが、来年が楽しみです。

2015/04/30

長崎の春の風物詩「長崎ハタ揚げ大会」レポート・前編


4月12日(日)、長崎市の唐八景公園で「長崎ハタ揚げ大会」が開催されました。毎年4月の日曜日に開催されるこの大会は、「長崎くんち」、「精霊流し」とならんで「長崎三大行事」の一つに数えられています。

江戸時代に伝わったとされる長崎の凧。この凧のことを、「ハタ」と呼びます。ハタの紋様は様々で、その種類は何と200種類以上!古くから長崎で親しまれているハタは、江戸時代に伝来してから長崎で盛んに行われていました。
ただ、あまりの熱狂ぶりでハタの取り合いが起こるなど、喧嘩の原因になってしまうことも!そのため、長崎奉行所からハタ揚げを取り締まるお触れを出されることもしばしばあったようです。

さて、今年は4月5日(日)に開催される予定だったのですが、雨天で12日に順延となりました。「今度こそ、どうか晴れますように…!」と願いながら迎えた当日は、風が少し強く、雲が多いながらも幸い雨は降らず、良いハタ揚げ日和となりました!

会場に到着したときには、すでに家族連れの方々や、観光客でいっぱい!外国から来られた方もいらっしゃいました。大人から子供まで、ハタ揚げに熱中!


大きさ、紋様も様々なハタが、空に舞う姿は眺めているうちに惹きつけられるものがあります。


しばらく会場全体を眺めていると、連凧が登場!

次から次へと凧が空へ…

「あれ、別の連凧?」と思われたかもしれませんが、実はつながっています!最終的には…、

空中でアーチ状に!そう、これはアーチ式の連凧!見事に揚がりました!

そして、連凧が揚がってから行われた開会セレモニーでは、ビードロヨマという糸を用いた凧で連凧の糸を空中でテープカットするという大技が!なぜビードロヨマを用いるかというと、ビードロヨマは普通の糸と違い、ガラスの粉を糸にすりこんであり、相手の糸を切ることができるからです。

ちなみに、長崎で行われるハタ揚げ競技は、1対1で相手のハタの糸を切り合う競技。そのため、競技でもビードロヨマが用いられます。

さて、連凧の空中テープカットですが、今回は動画でその様子をご覧ください。



ご覧いただけましたでしょうか?曇り空で糸が見えづらい状態でも、連凧との距離感や風の向き・強さなどを瞬時に読んでハタを操る技術は、まさに熟練の技!テープカットの瞬間が分かりづらいところもあり恐縮ですが、これはぜひとも生で観て欲しいと思っています!

というわけで、「長崎ハタ揚げ大会」レポート、前編はここまで!後編もどうぞよろしくお願いします。

2014/10/23

2014年長崎くんち「庭先回り」レポート! その3。 ~五嶋町 「龍踊」~

前回に引き続き、今回も2014年長崎くんち「庭先回り」の様子を紹介していきます。3回目の今回は、五嶋町の「龍踊」!

長崎くんちの演し物というと、龍踊はやはり欠かせません!僕自身も、「帰るなら、龍踊を観てから帰らねば」という気持ちでいました。

もともと龍踊は、古くから中国で雨乞いの儀式として行われていたそうです。雨、ということで思い出したのですが、「今年の長崎くんちはひょっとして雨が降るんじゃない?」という話もあったのだとか。

というのも、今年は西濱町が「龍船」を奉納することに加え、もう一つ理由が。これについてはもうちょっと先で。

さて、中央公園で演し物を披露する前に、ちょっと驚いたことが。庭先回りで、「演技をするにはさすがに狭いのでは?」と思うような場所にも龍踊の班が!ショートバージョン(?)で演し物を披露しながら中央公園へと少しずつ近づいてきていました。


写真を見て、「あれ、白い龍?」と思った方がいらっしゃるかもしれませんね。一体どういうことかというと、今年は、「青龍」だけでなく「白龍」もお目見えしていたのです。中央公園にやって来たのは、その「白龍」の班。

ここで雨の話のくだりに戻りますが、もう一つの理由というのは、そう、龍踊の龍に白龍が加わったから。つまり、今年の長崎くんちでは龍が3体もお目見えしていたということになります。 さすがにこれは僕も初めて。しかし、この日はその不安もなんのその。雲一つない晴天でした!


さて、龍踊の白龍班が中央公園に到着!パッと見て、その人数は30名前後だったと思います。庭先回りの途中で交代しながら演技をされているのでしょう。この演技も、かなりの体力を要することがうかがえます。


龍が玉を追いかけるシーンです。ここから少しあとで、龍がとぐろを巻いて、隠れてしまった玉を捜す場面になります(写真を撮り損ねてしまいすみません)。


捜していた玉を発見した龍が、月を追いかけて激しく動きまわります!前回の「川船」とはまた異なる意味で気が抜けませんでした。躍動感のある動きは、他のメンバーとの呼吸が合ってこそのパフォーマンスだということを肌で感じました。

ここでもまた会場は大盛り上がり!もちろん、「モッテコーイ」と「ヨイヤー」の掛け声の嵐となりました!僕自身、しばらく声が枯れ気味になってしまいましたが、それも良い思い出です。

さて、「庭先回り」のレポートは今回で最後となりましたが、長崎くんちの雰囲気や魅力、楽しい様子などが読んで下さった方に少しでも伝わったら幸いです。

もっと色々な場面に注目して、長崎くんちの雰囲気が伝わるような写真を収めておけばよかった…、という反省点もありますが、これは今後の課題です(汗)

気が早いようですが、次は今年以上に楽しんで、そして、長崎くんちの魅力をもっと伝えられるようになりたいと思っています。

全3回、読んでいただきありがとうございました!

2014/10/16

2014年長崎くんち「庭先回り」レポート! その2。 ~麹屋町 「川船」~

前回に引き続き、長崎くんちの庭先回りの様子の一部を紹介したいと思います(注:自身のスケジュールの都合等もあり、観れなかったものもありますがどうかご了承ください)。

今回紹介するのは、麹屋町の「川船」です。

長崎くんちで奉納される演し物には、毎年奉納されるものもあれば、7年に1度のものもあります。
「川船」は毎年奉納される演し物で、今年は麹屋町が踊町をつとめました。

この「川船」、息を呑む瞬間があったり、勢いに圧倒される場面があったりで、僕自身がすごく好きな演し物の一つです!これを観て、祭り気分が一気に高まってしまいました!

川船の見どころの一つは、少年網打ち船頭による、「網打ち」!


準備もほぼ整い、さあ本番!一発勝負です。はたして、大漁となるでしょうか。「どうかうまくいきますように…!」と願いながら観ていましたが、その結果は…


網に見事にかかった!…と思ったら、1匹が網に入るか入らないかギリギリのところ。根曳の方のフォローもあり…、


大漁!会場からは、「ヨイヤー」の声があがりました!

さて、前回は出てこなかった掛け声がここで登場しましたね。「ヨイヤー」という掛け声です。先ほどのように、網打ち船頭が投げた網に魚がかかったときなどにこの掛け声が使われます。

ちなみに、長崎くんち以外でも「ヨイヤー」の掛け声を耳にすることができます。それは、毎年春に行われる「長崎ハタ揚げ大会」(長崎市内では、凧のことを「ハタ」と言います)で、相手の凧の糸(「ヨマ」と言います)を切ったときにもこの掛け声が使われます。

さて、話を戻しますね。もう一つの見どころは、根曳の方々による演技!ちなみに、麹屋町の川船は重さが、なんと、約3t!他の踊町の川船と比べても最も重量があるのだそうです。


観客席の最前列ギリギリまで迫ってくる場面が何度もあり、そのたびにハラハラ!近くでは、思わず「わっ」と声を上げる人も。前へ!後ろへ!そして、豪快に何度も回る!いつの間にか、川船の力強い動きに釘づけに。全身全霊で川船を動かす根曳の方々の姿、これには本当に胸が熱くなりました。

会場が盛り上がるにつれ、「ヨイヤー」「モッテコーイ」の掛け声がどんどん交わされるようになり、僕自身も何度も「モッテコーイ」と言っていました。その影響で、早くも喉を少し痛めてしまうというハプニングに!(汗)それだけ、観ていて心が躍りました!

ぜひとも、これも生で観てほしいと思います!

ということで、今回はここまで!次回まで続きます!

2014/10/13

2014年長崎くんち「庭先回り」レポート! その1。 ~万才町「本踊」~

長崎を代表するお祭り、「長崎くんち」。毎年10月7~9日の3日間にかけて開催される、諏訪神社の秋の大祭です。今年は、「庭先回り」を観に行ってきました!…ということで、その様子を数回に分けてレポートしたいと思います。

「長崎くんち」という言葉を耳にすると、やはり「龍踊り」や「川船」、「本踊」などなど…といった演し物が連想されるかと思います。これらの演し物は、諏訪神社や長崎市公会堂前広場、八坂神社などで披露されたのち、「庭先回り」で披露されます。

「庭先回り」では、各踊町が長崎市内の家々やお店、そして県庁といった官公庁などで演し物を呈上して回ります。今回は、8日(中日)に庭先回りのルートとなっていた中央公園をメインに、演し物を観れるだけ観てきました。

最初に観たのは、万才町の「本踊」。披露した踊りの中には、「長崎ぶらぶら節」が!以前から知っていた曲でしたが、聴いたのはこれも久々でした。そして、僕の印象に強く残ったのは、「長崎万歳」という曲!
じげもん(長崎のことばで、「地元の者」という意味です)の心を熱くする歌詞に、会場全体のお祭り気分がより高まってきているのが分かりました(写真は、「長崎万歳」のときの物)。僕自身も、この曲にはグッときました。


後になって知ったのですが、「長崎万歳」が披露されるようになったのは1993年(平成5年)からとのこと。曲自体もその頃に作られたものだそうです。伝統を守るだけでなく、新しいものを取り入れようとする試みを以前から積極的に取り入れていることが窺えます。

会場では、「ショモーヤレ」の掛け声も聞けました!さて、長崎くんちの掛け声と聞いて、「モッテコーイ」を連想される方が多いかと思いますが、本踊での掛け声は「ショモーヤレ」。本踊のアンコールをするときには、この掛け声です!掛け声には他にも種類があるので、あらかじめ覚えておくと長崎くんちをさらに楽しめると思いますよ!

ということで、今回はここまで!次回に続きます。






2014/09/19

「長崎中華街中秋節」を観に行ってきました!

先日のことですが、「長崎中華街中秋節」というお祭りを観に行ってきました。

中秋節といえば、旧暦の8月15日、中国では伝統的な節句の日でもあります。
長崎で開催される代表的なお祭りに、「ランタンフェスティバル」があります。このイベントは全国的にも認知度が高いと思いますが、今回紹介するのは「長崎中華街中秋節」。今年で10回目を迎えたイベントなんですが、実のところ僕自身もこのイベントが開催されていることを最近まで知りませんでした。

このイベントでは新地中華街一帯でランタンが飾られるんですが、そこで観ることができるランタンは、なんと、黄色一色!まさに、お月見モードでした。

空が暗くなるにつれて、ランタンの黄色が映えてきます。

この日のベストショット!です。


県外や外国から観光で来られた方も見受けられましたが、そのほかにも家族連れの方、仕事終わりのサラリーマンの方々なども多く訪れていました。多くの中華料理店では順番待ちのお客さんの姿も。いつも以上の賑わいが感じられました。

また、「ランタンフェスティバル」ではお目にかかれないであろう光景も。 新地橋の広場で、家族あるいは仕事仲間とビールを片手に夕涼み…、こういった楽しみ方は「中秋節まつり」ならではかもしれません。

もう一つ注目なのが、「お月見券」。このチケットを購入すると、それぞれのお店の「お月見セット」(イベント限定のセット料理、中華菓子や雑貨などなど…)を食べること(購入すること)ができます。お土産に中華菓子(一口香と胡麻団子)とお茶(ジャスミン茶)のセットを買ったのですが、写真は残念ながら撮り損ねてしまいました。悪しからず。


ちょうどお腹もすいていた頃で、「久々に新地中華街のちゃんぽんを食べたか~!」という気持ちなっていたので、お月見券を購入してちゃんぽんをいただきました。
今回いただいたのは、「蘇州林」の「上ちゃんぽん」セット!

ちゃんぽんの他にもう1品選べるということだったので、今回は「マーラーカオ」というお菓子をチョイス。


僕がちゃんぽんを食べるときにすごく気になるのは、「いったいどんな具材が入っているんだろう?」ということ。具材はお店によって様々で、季節によっても何が入っているかが異なるので、ちゃんぽんを食べる際の楽しみでもあります。

ちなみに、今回いただいた「上ちゃんぽん」には、豚肉、海老、イカ、エリンギ、冬瓜、筍、人参、もやし、竹輪などが入っていました。エリンギや冬瓜が入っているちゃんぽんを食べたのは、今回が初めて。スープは若干とろみがありますが、あっさりした印象。鶏ガラを使っているそうです。スープがそれぞれの具材の味を丁寧に引き立てているように感じられました。
そして、少しモチッとした食感で、スープの旨味を吸っているちゃんぽん麺もまた格別!

お腹も心も満たされました!…と、「中秋節まつり」のほうに話をまた戻しますね。デザートの「マーラカオ」についてはまた別の機会に。

さて、この日は新地橋広場で二胡の演奏が行われていました!二胡の音色は僕自身も好きで、ついつい聞き入ってしまいます。夜空の下で聴く二胡の演奏は、耳にしていて本当に気持ちがいいです。色々な楽曲が演奏されていたんですが、唯一僕が分かったのは坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」(これも写真が無いため、演奏中の雰囲気が伝わりづらくなってしまい恐縮です)。

ちなみに、この日はイベント最終日!巷では「スーパームーン」が見られると話題だったようですが、不覚にも(!)見逃してしまいお月見とならず…。これはさすがに反省です。

束の間でしたが、観光客になった気持ちで色々見て歩く楽しいひと時を過ごすことができました。
中秋の新地中華街も、明るく賑やかなので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!