2014/08/30

長崎弁の話 その1。 ~「ばい」と「たい」の違い~

約1週間ぶりの投稿です。さて今日は、長崎弁の話です。

このブログでは、マイブームになっている長崎弁のことについても、色々とピックアップして書いていきます。

今回は、普段の会話でもよく使う方言、「ばい」「たい」の違いについて話したいと思います。

「ばい」と「たい」。文末に使われる長崎方言の代表といっても過言ではないと僕は思っています。
長崎県外在住の方も、おそらくこの2つの言葉は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

「…え、違いがあるの!?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
「ばい」と「たい」は、それぞれ場合によって使い分けることがあるんです!

ではではさっそく、その違いを短いやり取りを例に話していきたいと思います。

1.「ばい」

A:「あいから体調はどげん?」(あれから体調はどう?)

B:「今はだいぶ良うなったばい。」(今はだいぶ良くなったよ。)


2.「たい」

A:「寝坊して間に合わんやった!」(寝坊して間に合わなかった!)

B:「夜更かしばしたけんたい。」(夜更かしをしたからだ。)


かなりコンパクトなやり取りで大変恐縮ですが、とりあえず、言い方や響きが何となく違うなと感じてもらえたら幸いです。

「ばい」 が使われている方は穏やかに説明する感じ「たい」の方は何だかちょっぴりきつい言い方になっているような印象です(注:あくまで今回の例において、です)。

では、具体的にどう違うのか。著:坂口至氏「長崎県のことば」(明治書院)によると、「ばい」は 話し手の感情を直接に表し、自己の判断の確認や、それを穏やかに教示する場合に多く用いられる とあります。

一方、「たい」は客観性の強い事柄や自明の事柄を言明するときに用いられることが多い とあります。

たとえば、物事について自分自身の思った感想や気持ちを述べるときなどには文末に「ばい」が使われることが多くなり、物事について述べる際に、理由を特に説明をする必要性がないと思われる場合は、「たい」の方が多く使われると考えられますね。

実際に普段の会話を思い起こしてみると、僕自身、無意識に使い分けているんです。個人的な印象ですが、「ばい」のほうがどこか優しい響きになるような、そして「たい」のほうがちょっとだけ冷たい感じになるような気が。
もしかしたら、「あ、それ分かるかも!」という方もいらっしゃるのでは…?

文法的な話が入って小難しい感じになってしまいましたが、今回紹介した2つのことばのニュアンスは、実際に長崎弁での会話を聴いてみると掴めると思います!

長崎を訪れた際には、長崎の方言に触れてみるのも新鮮で面白いですよ!

それでは、今回はこの辺で。また色々ピックアップしていきます!


2014/08/21

長崎のケーキ「シースケーキ」

2回目の投稿です。前回は簡単な挨拶だけで終わりましたので、今回初めて、長崎にまつわる好きなものについて書いていきます。

今回紹介するのは、「シースケーキ」です!

ケーキと聞いてまず最初に僕の頭に浮かぶのは、他でもない、シースケーキ。
家族や親戚がケーキを買ってきたとき、その中に、ほぼ毎回シースケーキが1~2つは入っていたことを覚えています。

このケーキは、長崎市内でしか、なかなかお目にかかれません!
地元である長崎市を離れ、佐世保市へ移り住んでからの話ですが、ある日ケーキ屋さんへ立ち寄った時のこと。ショーウィンドウを眺めているときに、なんとなく違和感があったんです。

「あれ…、何かがないような…?」

「…」

「…あ、シースケーキが、ない!」

他のお店のショーウィンドウを探してみても、そのケーキは見当たらず。
生まれも育ちも長崎市、そして大の甘党の僕にとっては衝撃でした…。
もしかしたら、長崎市に住んでいたことがあって同じような経験をしたという方がいらっしゃるのでは…?

さて、今回訪れたのは、浜町アーケードにある「梅月堂」。シースケーキ発祥のお店です!




こちらのお店では、「シースクリーム」という名前で販売されています。
さて、そのシースクリーム。名前からはどんなケーキなのか想像がつかない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

一体どんなケーキかというと…











数年ぶりということもあって、感動の対面(ちょっと大げさだったでしょうか?)。でもそれだけ好きなケーキなんです。

ここからは個人的な感想ですが、見た目はすごくシンプルな印象。中央には、缶詰の黄桃とパインアップルが生クリームの上でキラキラと存在感を放っています。
 
スポンジとスポンジの間にはカスタードクリーム。スポンジはしっとり、カスタードクリームは程よい甘さでマッチしていました!生クリームもふわふわしていて全体的に食べやすかったです。




黄桃とパインアップルは、シロップがかかっていて十分な甘味がありました。黄桃とパインの甘味が、カスタードクリームの程よい甘さで引き立っているような印象です。

また、口にした瞬間、どこか懐かしい感じを思い出しました。もしかしたら、缶詰に入っているシロップ漬けされたフルーツを、子供の頃によく食べていたからかもしれません。

今回、久々のシースケーキに、お腹も心も満たされてきました。

長崎のお菓子と言うと、カステラを連想される方が多いかと思いますが、それだけじゃないんです!まだまだ他にもありますが、それはまた別の機会に。

シースケーキも地元で愛され続けているケーキなので、長崎に来られた際には、ぜひご賞味あれ!

2014/08/17

ごあいさつ。

ブログ開設!ということで、第一回目の投稿です。

このブログでは、「長崎の魅力」を、長崎にまつわる個人的に好きなこと・ものを中心にいろいろ書いていきます。

ちゃんぽんやトルコライス、カステラ、そして他にもまだまだ紹介したい長崎の料理や、長崎の観光スポットを訪れての体験記、マイブームの長崎弁に関連したエピソード、などなど…を「長崎の魅力」とともに伝えていきたいと考えています。

このブログの記事が、読んで下さった方が「長崎へ行ってみたい!!」と思うきっかけになったら幸いです。

簡単な挨拶になりましたが、どうぞよろしくお願いします。