2014/09/07

長崎弁の話 その2。 ~「ずっきゃんきゃん」・「とっきゃんきゃん(とんきゃんきゃん)」~

今回も、長崎弁の話をしたいと思います。前回は「ばい」と「たい」。日常会話でよく使われる言葉をピックアップしてみました。

さて、今回は…地元長崎の方でもあまり耳にする機会がないのでは?と思うような長崎弁を紹介します。

早速ですが、皆さんは、「ずっきゃんきゃん」あるいは、「とっきゃんきゃん(とんきゃんきゃん)」という長崎弁を聞いたことってありますか?

「…え、それって本当に方言なの!?」と思われた方がいらっしゃることと思いますが、ちゃんとした長崎弁です!では、いったい何のことだと思いますか?

…といきなり言われても何のことやら、ですよね。ヒントは、 花火大会などでお父さんが子供にしているところをたまに見かけることがあります。…ヒントになってなかったらごめんなさい(汗)。

では、いったいどういう意味なのかというと…


「ずっきゃんきゃん」や「とっきゃんきゃん(とんきゃんきゃん)」は、「肩車」のことなんです!


多分、ヒントがなかったら意味が全く想像のつかない方言なのでは?と思います。

僕自身が前から知っていたのは、「とんきゃんきゃん」だけなんですが、たぶん幼稚園生だったころまでは耳にしていたと思います。だいぶ前のことを思い出していると、家の近くを散歩中、父親に肩車をしてもらった頃が懐かしく感じられます。

肩車をしてもらわなくなった頃ぐらいから 、その言葉を聞く機会は次第に減って、もう長いこと耳にしなくなったんですが、最近あるラジオ番組で十数年振りに耳にしたのです。

そのとき、「あー、すごく懐かしい長崎弁だ!」、と思わずにはいられませんでした。

ちなみに、どうして「肩車」のことを「ずっきゃんきゃん」や「とっきゃんきゃん」などと呼ぶようになったのかは僕自身もよく知らないので、その理由も非常に気になるところです。

それでは、今回はここまで。まだまだ紹介したい長崎弁がいろいろです。

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