今回紹介するのは、麹屋町の「川船」です。
長崎くんちで奉納される演し物には、毎年奉納されるものもあれば、7年に1度のものもあります。
「川船」は毎年奉納される演し物で、今年は麹屋町が踊町をつとめました。
この「川船」、息を呑む瞬間があったり、勢いに圧倒される場面があったりで、僕自身がすごく好きな演し物の一つです!これを観て、祭り気分が一気に高まってしまいました!
川船の見どころの一つは、少年網打ち船頭による、「網打ち」!
網に見事にかかった!…と思ったら、1匹が網に入るか入らないかギリギリのところ。根曳の方のフォローもあり…、
大漁!会場からは、「ヨイヤー」の声があがりました!
さて、前回は出てこなかった掛け声がここで登場しましたね。「ヨイヤー」という掛け声です。先ほどのように、網打ち船頭が投げた網に魚がかかったときなどにこの掛け声が使われます。
ちなみに、長崎くんち以外でも「ヨイヤー」の掛け声を耳にすることができます。それは、毎年春に行われる「長崎ハタ揚げ大会」(長崎市内では、凧のことを「ハタ」と言います)で、相手の凧の糸(「ヨマ」と言います)を切ったときにもこの掛け声が使われます。
さて、話を戻しますね。もう一つの見どころは、根曳の方々による演技!ちなみに、麹屋町の川船は重さが、なんと、約3t!他の踊町の川船と比べても最も重量があるのだそうです。
観客席の最前列ギリギリまで迫ってくる場面が何度もあり、そのたびにハラハラ!近くでは、思わず「わっ」と声を上げる人も。前へ!後ろへ!そして、豪快に何度も回る!いつの間にか、川船の力強い動きに釘づけに。全身全霊で川船を動かす根曳の方々の姿、これには本当に胸が熱くなりました。
会場が盛り上がるにつれ、「ヨイヤー」と「モッテコーイ」の掛け声がどんどん交わされるようになり、僕自身も何度も「モッテコーイ」と言っていました。その影響で、早くも喉を少し痛めてしまうというハプニングに!(汗)それだけ、観ていて心が躍りました!
ぜひとも、これも生で観てほしいと思います!
ということで、今回はここまで!次回まで続きます!
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